703: :2009/01/16(金) 16:30:12 ID: あ、ちなみに当時は、私もK助も25歳でした。
「もう聞き飽きたと思うけど、結婚しよう。愛してる。これからもずっと愛してる。一生かけて守ります」
K助のプロポーズはいつも同じ台詞でした。4年間、何度も何度も聞いた台詞です。
聞くたびにその言葉の重さが重くなっていくように感じていました。
結局、そのときのプロポーズはいつものように笑って流したのですが、私は心ひそかに 「K助が次にプロポーズをしてくれたときは、受け入れよう!」と決めました。
またプロポーズしてくれるって疑ってなかったんですね。今思うとちょっと馬鹿みたいですが、
それだけ自分たちの愛情を信じきっていました。
705: :2009/01/16(金) 16:39:36 ID: そして、クリスマスのプロポーズから数ヶ月後のことです。
それは突然やってきました。
ある日の朝、いつものように仕事に出ようと一人暮らしのアパートの部屋を出ると、ドアの取っ手の部分に覚えのない白いビニール袋がぶらさがっていました。
回覧板?いや、そんなもの一度も回ってきたことないし…。大家さんから届けものかな?いやいy(ry
何せ初めてのことだったので不気味に思いましたが、
とりあえず中を確認しないことには対処のしようがありません。
そっとビニール袋を取り上げ、手元に持ってきた瞬間、鼻をつく強烈な悪臭が。
腐った水のような、それでいてどこか生臭いような臭いでした。恐る恐るビニールの持ち手の結び目を解くと、その臭いはより強力になり、目に涙が浮かぶのがわかりました。
それでもなんとか中身を確認しようと袋を覗いた私の目に飛び込んできたのは、小さめの赤黒い物体。
ぐちゃぐちゃにつぶされた動物の死骸でした。
あまりよく見なかったのではっきりとはわからないのですが、おそらくネズミか何かだったと思います。
袋の側面にこびりついた汚れがその動物の目玉であると認識した瞬間、私は悲鳴をあげてその袋をほうり捨ててしまいました。
708: :2009/01/16(金) 16:45:59 ID: 711: :2009/01/16(金) 16:47:19 ID: 始末しなければとは思ったのですが、そのときは恐怖でまともに打ち捨てられた
その袋を見ることが出来ず、そのまま逃げるようにして会社へ向かいました。
どうやって会社に行ったのか思い出せません。
会社へつくと、私の顔を見た人は皆「どうしたの?」と聞いてきました。
ひどい顔色だったようです。実際、その日は仕事にならず、生きた心地がしませんでした。
パソコンの画面を眺めているときも、お昼ごはんを食べているときも、
同僚と仕事の話をしているときも、常に頭の中では今朝見たぐちゃぐちゃの動物の死骸と、 「なんで私に?誰が?どうして?」という言葉がぐるぐる回っていました。
休み時間、たえきれずK助に電話でその話をしました。動揺しまくっている私の話を聞いた彼はとても心配し、帰り道は迎えにきてくれました。アパートに着くと、ビニール袋は今朝私が捨てたままの形でそこにあり、結局、その死骸は彼が埋めてくれて、その日は彼と一緒に眠りました。
心当たりはないけれど、誰かの恨みを買ったのかもしれないと怯える私を、K助は辛抱強く慰めてくれました。「もう大丈夫だよ」「俺が守るから」と何度も繰り返し、その言葉を聞いて、私もようやく眠りにつくことができたのです。
713: :2009/01/16(金) 16:48:45 ID: 714: :2009/01/16(金) 16:50:27 ID: 717: :2009/01/16(金) 16:52:03 ID: 支援ドモです!
そしてその日から、正体不明の嫌がらせはどんどんエスカレートしていきました。
毎日のように郵便受けに届けられる「タヒね」とだけ書かれた手紙、きっちり3日置きにドアにぶらさがっている動物の死骸入りのビニール袋、1日100件を超える非通知電話。
非通知電話を着信拒否すると、今度は夜中に部屋の前にやってくるようになりました。
毎晩深夜2時にやってきて、きっちり10分間、チャイムを押したり
ドアをたたき続けたり、体当たり?をしたり。
怖くて怖くて、ドアを開けて直接犯人と対峙することなんてとても出来ませんでした。
はい、チキンです。ごめんなさい。
しばらくはK助や友達の家に避難したり、逆にK助に泊まりにきてもらったりして過ごしました。
とにかく1人でいることが怖くてたまりませんでした。
どこにいても誰かに見られているような気がしたし、誰と話していても誰かに聞かれているような気がしました。
そんな私をK助は必死で支えてくれて、出来るだけ一緒にいる時間を作ってくれていました。
719: :2009/01/16(金) 16:54:53 ID: K助の自作自演じゃないよな・・・
(((((;゚Д゚))))
721: :2009/01/16(金) 16:56:17 ID: 722: :2009/01/16(金) 16:58:27 ID: そしていつものように友達の家に避難していたある日のことです。
最も恐れていたことが起きてしまいました。
「そいつ」は、友達の家にもやってきたのです。
深夜2時ちょうどに鳴りだしたチャイムは、最初はゆっくり、だんだんと激しく、最後には狂ったように鳴り続け、そしてぴったり10分後、
嘘のように大人しくなりました。その10分間は私も友達も一言も喋らず、ただ黙って入口のドアを見続けていました。
私は限界に近づいていました。死にそうなほどの恐怖を感じていましたが、ここに至ってようやく、激しい怒りも覚えるようになっていました。
迷惑をかけた友達やK助に申し訳なく、また、私ばかりでなく
周りの人にまで危害を与えた犯人が憎くてたまりませんでした。
嫌がらせを受けるようになってからずっと、私は
これまでの自分の行いを必死で思い返していたのですが、どれだけ考えても、これほど陰湿で激しい嫌がらせを受ける原因に思い当たらず、
またたとえ自分の気付かないうちに原因を作っていたのだとしても、その報復にこんな陰湿な手を使う知り合いなど心当たりがありませんでした。
思い詰めた私はどんどんやつれていき、結果としてK助や友達にもさらに心配をかけてしまうことになりました。完全に悪循環にはまってしまっていたのです。
725: :2009/01/16(金) 17:00:20 ID: 726: :2009/01/16(金) 17:00:52 ID: 727: :2009/01/16(金) 17:01:58 ID: ちょうどその頃、大学の同級生であるY太と久々に会う機会がありました。
彼は私のやつれように驚き(ストレスと疲労で、この頃は正直人相が変わっていたと思います)、
何があったのかと私に尋ねました。Y太はK助の友達でもあり、信頼の置ける仲だったので、私はこれまでのことをすべて吐き出しました。
ある日突然、前触れもなく始まった陰湿な嫌がらせの数々。仕事を切り詰め、寝る時間を犠牲にしてまで一緒についていてくれるK助への感謝、心配してくれたのに迷惑をかけてしまった友達への罪悪感、原因も、犯人の正体もまったくわからないことへの恐怖、まともに生活を送れない不安、犯人への怒り…。
話していくうちに泣きそうになってしまい、さぞや聞き苦しい説明だったと思うのですが、Y太は質問を挟みながら辛抱強く付き合ってくれました。
そしてなんとか最後まで話しきり、「自分のためにも周りの人のためにも、いいかげんどうにかしたい。
ただ、犯人の見当や目的がわからないうちから直接対決するのは正直怖いし余計こじれてしまいそう。とにかく、まずは犯人の目的が知りたい」と言いました。
732: :2009/01/16(金) 17:05:22 ID: 実際、少し冷静になって考えてみると、この嫌がらせには不審な点がいくつかあるのです。
私は最近携帯を買い換え、それに伴って電話帳の整理をしたので、私の番号を知っているのは仕事関係の人たちか、比較的少数の友人たち、親族のみ。
それなのに犯人は私の連絡先を知っていました。
しかし、新しい番号を知っている人たちの中に、直接怪しいと思える人はいません。
毎日のように深夜私の部屋までやってきて、嫌がらせをするほど暇な人はいないはずです。
ということは、犯人は私のごく近しい人から私の情報を引き出せる人、という可能性が出てきます。
さらに、ここまできても犯人の目的がわからないのも謎でした。
私に要求や恨みがあるのなら、そして私を屈服させたり過去を後悔させたいのなら、これまでの嫌がらせの中でそのヒントとなるようなものがあってもいいのではないか?
と思いました。
733: :2009/01/16(金) 17:06:27 ID: 735: :2009/01/16(金) 17:08:48 ID: そしてさらに、決定的だったのはあの友達の家で起きた一件でした。
犯人がわからず、疑心暗鬼に陥っていた私は、万一友達に危害が及ぶのを恐れて、その日その友達の家に行くことを誰にも話しませんでした。
K助にすら、どの友達かは教えない(電話機の盗聴も疑っていたので)
でいたのです。それなのにその日、犯人はやってきてしまいました。
ということは、犯人は私を会社から尾行していたか、盗聴して知った
「私の友達」というキーワードから、どの友達か見当がつくほど私の情報を持っているということです。そして私は、前者の尾行は可能性として低いと考えていました。
もし会社から尾行していた=私の会社を知っていたなら、何らかの形で
会社での私の立場を悪くするようアクションを起こしていそうなものですが、これまでのところ会社での仕事に影響が出るようなことは
起きていません。ということはつまり、犯人は私の会社を知らないか、
知っていたとしても会社に直接アクションを起こしたくないあるいは起こせない…?
いろいろと不可解な点は多いですが、だいたいそのような感じで推測しました
(ちなみに実際はこの時点でこんなに考えがまとまっていたわけでは
ありませんwY太の協力と誘導で、自分の中の疑問を徐々に整理して
いった感じです)
737: :2009/01/16(金) 17:09:54 ID: 738: :2009/01/16(金) 17:10:55 ID: 741: :2009/01/16(金) 17:16:38 ID: 私の話を聞いたあと、Y太はじっと考えていましたが、
しばらくすると顔を上げて一言「わかった」と言いました。
何が「わかった」なのかわからず、困惑していると、Y太は「また連絡
するから。今日俺に会ったことは絶対に誰にも言うな」とだけ言って
席を立ちました。
私は何が何だかわからず、呆然とY太の後ろ姿を見送りました。
そして、その日から3日と待たず、およそ2ヶ月にわたった嫌がらせが
ぴたりとやみました。始まりも突然なら終わりもまた突然でした。
K助は手放しに喜び、「辛かったな」と私を抱きしめ、まだ
不安そうな顔をしている私に「また何があっても俺が守るから」と
言ってくれました。
744: :2009/01/16(金) 17:18:24 ID: ナゾガナゾヲヨブ((((;;゚д゚))))コ、コエーーーー!!!
745: :2009/01/16(金) 17:19:16 ID: 747: :2009/01/16(金) 17:21:27 ID: (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブルだけど結末wktk
748: :2009/01/16(金) 17:21:36 ID: 実は始めのうち、私はK助の浮気を疑っていたのです。
この嫌がらせは、K助の浮気相手が彼女である私を逆恨みして
やっているのだろうと。私はK助に裏切られたのかもしれないと。
しかし、嫌がらせの中でK助との別れを要求するような内容のものは
ありませんでしたし、何よりこの2ヶ月間、K助は怯える私のために
必死で仕事を早く終わらせ、毎日のように私といる時間を作って、
なかなか寝付けない私が寝るまで優しい言葉をかけてくれました。
K助の抱える疲労とストレスも、私に負けず劣らず重いものだったはずです。
辛い2ヶ月ではありましたが、私たちは別れるどころか、より愛情と信頼を深めたように思えました。
実際この頃には、私はK助と早く結婚したいとまで思うようになっていたのです。
750: :2009/01/16(金) 17:22:59 ID: 751: :2009/01/16(金) 17:24:11 ID: 752: :2009/01/16(金) 17:25:21 ID: >>750
いや、毎日きっちり深夜二時にきてるんだから
K助はないんじゃないか?
K助が泊まった日も結構あったんでしょ? 755: :2009/01/16(金) 17:27:13 ID: >>752
あ、そうか!
スマソ、つい2時間ドラマのノリで読んでしまっていた
>あり得ない人物が犯人 756: :2009/01/16(金) 17:27:50 ID: 759: :2009/01/16(金) 17:29:44 ID: 嫌がらせがやんでから1週間、Y太から連絡がきました。
実はこの1週間、Y太に連絡をとろうと(このタイミングで嫌がらせが
やんだのは、Y太が関係しているだろうと思ったので)していたのですが、
何度電話やメールをしても、Y太には繋がりませんでした。
久しぶりに連絡をくれたY太は、開口一番「この前話した件で話がある。
明日の○時に~~へ来てくれ」と言いました。それ以外はなんの説明もなく、私は突然のことに少々驚いてしまったのですが、嫌がらせの件と
言われれば行くしかありません。
次の日、仕事を終えた私はY太に指定されたお店へ向かいました。
先に着いていたY太の隣にら、若い女の子が座っていました。
私よりも少し年下でしょう。私は咄嗟に「この子が犯人なんだ」と思い、
記憶を探ってみたのですが、どう考えても見たことがない子です。
その子は泣いていたようで、お化粧が落ちてどろどろになっていました。
それでも紛うことのない美人さんです。「何でこんな子が…」と
私は余計に混乱してしまいました。
Y太は私が席につくと、私が何も言わないうちからがばっと頭を下げ、
「すまん!!」と叫びました。
762: :2009/01/16(金) 17:32:27 ID: ごごごごめんなさいまとめてたデータが吹っ飛びました(´;ω;`)
急いでまとめ直すので少しお待ちください!
せっかく支援してくださってるのにすみません!m(__)m
765: :2009/01/16(金) 17:33:38 ID: 766: :2009/01/16(金) 17:33:54 ID: 768: :2009/01/16(金) 17:36:41 ID: 769: :2009/01/16(金) 17:36:54 ID: 771: :2009/01/16(金) 17:38:12 ID: >>754
補足ありがとうw
K助じゃなかったか、良かったw 773: :2009/01/16(金) 17:39:41 ID: プロポーズの事知ってるんだろ?
ならK助のことが好きな誰かだな・・・
775: :2009/01/16(金) 17:46:28 ID: 言ってみたかっただけだろそれ
女が知り合いじゃないなら>702が標的になる理由がないんじゃないか?
776: :2009/01/16(金) 17:48:17 ID: からくりがなんとなく読めて来ちゃったんだけど、、、、
777: :2009/01/16(金) 17:48:36 ID: Y太も一緒に謝ってるから、やっぱりY太の彼女が誤解して……
という理由かな。
でも、Y太が「今日俺に会ったことは絶対に誰にも言うな」と言う
理由が分からない。あと、友人の家をなぜ突き止められたのかも。
うーん、やっぱり分からんな。
778: :2009/01/16(金) 17:51:43 ID: >>777
>>727
によると、Y太と再開したのは嫌がらせが始まった後みたいだよ。 779: :2009/01/16(金) 17:54:22 ID: 788: :2009/01/16(金) 18:04:42 ID: お待たせしてすみません!!
まだ最後までまとめきってないのですが続きです。
周りの客が振り向くのも構わず、頭を下げ続けるY太。そんなY太を
見て泣き出す女の子。わけがわからずひたすら「いや、顔あげてください」 とわたわたするだけの私。
Y太がなかなか顔を上げてくれないので、困ってしまい女の子のほうを見ると、(このとき初めてまともに目が合いました)
女の子が「こっち見るんじゃねーよ!」と泣きながら叫び、
テーブルに身を乗り出して私の髪を掴んで引っ張りました。
「誰のせいでお兄ちゃんが頭下げてると思ってんのよ!!」ぎゃーぎゃー
わめきながら私の顔を引っかこうとする女の子。Y太が慌てて
「お前のせいだろ!!やめろ!」と私から女の子を引き剥がしてくれましたが、マニキュアで加工された長い爪で力一杯引っ掛かれた私の顔からは、だらだらと血が流れていました。痛いという感覚もあるにはあったの
ですが、それよりも今目の前で起こっている出来事が現実のこととは
思えず、そして何よりそんな出来事に自分も巻き込まれていることが
信じられず、私は呆然としていました。
取り押さえられた女の子はなおも叫び続け、テーブルに置いてあったコップやらフォークやらナイフやらを投げつけてきます。
店員が不安そうに、でも忌々しそうにこちらのテーブルの様子を
伺っているのがわかりました。こんな状況に置かれていることが
怖くて情けなくて悲しくて、思わず泣けてきましたがなんとかこらえました。
789: :2009/01/16(金) 18:06:22 ID: 791: :2009/01/16(金) 18:06:47 ID: 792: :2009/01/16(金) 18:07:15 ID: 793: :2009/01/16(金) 18:07:37 ID: うお、乙!まとめ乙!
顔の傷って…女の顔に傷って酷いな。なおっているといいが
794: :2009/01/16(金) 18:07:51 ID: 797: :2009/01/16(金) 18:08:46 ID: 798: :2009/01/16(金) 18:11:54 ID: どいて、お兄ちゃん!そいつを殺せない!って感じのヤツを思い出した。
800: :2009/01/16(金) 18:13:15 ID: しばらく泣き叫んだあと、女の子は力が抜けたように大人しくなり、
茫然とした顔をしていました。Y太が改めて私のほうに向き合い、
説明を始めました。
まず、この女の子はI子といい、Y太の妹であること。
事の発端は嫌がらせが始まるはるか前、1年前にY太がK助に、妹として
I子を紹介したことから始まっていたのです。
K助はI子と浮気をしていました。
私という彼女がいること、将来結婚したいと考えていることを話した上での関係だったそうです。
K助と付き合い始めた当初はI子にも彼氏がおり、お互い割り切った関係だったのだそう。
しかし、彼氏とも別れ、フリーになったI子は次第にK助に本気になっていきました。
802: :2009/01/16(金) 18:15:32 ID: 803: :2009/01/16(金) 18:16:03 ID: 804: :2009/01/16(金) 18:16:28 ID: 「中々プロポーズにオーケーしてくれないからだ!」とK助が叫びそうな展開だな。
805: :2009/01/16(金) 18:16:33 ID: 806: :2009/01/16(金) 18:16:56 ID: 807: :2009/01/16(金) 18:17:07 ID: 808: :2009/01/16(金) 18:17:31 ID: >誰のせいでお兄ちゃんが~
お前のせいだろw
となると>804説が濃厚だなぁ
809: :2009/01/16(金) 18:17:48 ID: つまりK助は犯人の当たりはなんとなくついてたのにしらばっくれてたんだよね・・・・
810: :2009/01/16(金) 18:18:15 ID: 811: :2009/01/16(金) 18:19:22 ID: 正に修羅場だな!K助とも決着付けなきゃいかんだろうし
812: :2009/01/16(金) 18:20:27 ID: >>810
そうか。となると全員まとめてアホやなっ(゚⊿゚) 813: :2009/01/16(金) 18:20:47 ID: 814: :2009/01/16(金) 18:21:26 ID: 一方K助のほうは天然なのか牽制のつもりなのか、I子に対して頻繁に
私とのことを相談していたそうで、I子はK助が私に何度もプロポーズを
していることも、私がK助のプロポーズを笑ってかわしていることも
知っていました。
そしていつものように秘密の逢瀬をしていたある日、K助はI子にあるお願いを切り出します。曰く、「俺のプロポーズに協力してほしい」と。
私に対する嫌がらせは、K助からの提案から始まったことでした。
K助のことが好きで、でもK助に自分だけが本気になってしまったことを
知られたくないI子は、私への嫉妬に燃えながら私への嫌がらせを始めたそうです。
私のアパートの場所を教えたのも、私の新しい携帯電話の番号を教えたのも、私が友達の家へ避難していることを教えたのも、すべてK助でした。
呆れたのは、私がどの友達の家へ避難しているかわからなかったK助は、いくつか目星をつけてI子に教え、「当たり」を見つけるまで私の友達の家をまわらせたということ。
深夜に、知らない道を、若い女の子1人で。
「2時に間に合わせろよ」と注文までつけて。
815: :2009/01/16(金) 18:24:25 ID: 816: :2009/01/16(金) 18:25:05 ID: うわぁ…愛されてると思ってても相手が何考えてるか分からんもんだな…orz
817: :2009/01/16(金) 18:25:20 ID: 820: :2009/01/16(金) 18:27:50 ID: ちょっくらK助の家に爆弾を仕掛けに行って来る。 脳内で。
821: :2009/01/16(金) 18:27:57 ID: 822: :2009/01/16(金) 18:28:21 ID: つかこんなことされたら100年の恋も冷めるだろ(古い言い方スマソ)
823: :2009/01/16(金) 18:28:29 ID: >>702
はi子より人間性も良いんだろうな。
その辺の見る目はあるが>K助 824: :2009/01/16(金) 18:30:50 ID: しかしY太もよくわかったな。
妹とK助が浮気してた疑いでももってたのかね
825: :2009/01/16(金) 18:31:06 ID: 826: :2009/01/16(金) 18:32:02 ID: Y太からの説明が終わっても、私は何も言葉を発することが出来ませんでした。
深夜に鳴るチャイムに怯える私のために、よく泊まりにきてくれたK助。
彼は車で来るので、チャイムを鳴らしに来たI子も、自分が脅している
その部屋に、K助がいたことには気付いていたはずです。
白々しく私を抱きしめ慰めるK助を思い、I子はどんな気持ちでドアを
叩いていたのでしょう。
私は哀れでなりませんでした。
こんな酷いことをされながら、まだ私への嫉妬で私を睨み付けてくる
目の前の女の子も、黒幕である男に縋って支えられて、あまつさえ
まんまと策略にひっかかり、結婚まで考えていた自分も。
黙りこくる私に、一度は大人しくなったI子がまた叫びだしました。
「あんたのせいで」「あんたがいなければ」
私はまた顔なり手なりを力一杯引っ掛かれたのですが、やっぱり痛みは感じませんでした。
主役不在のまま、人生初の私の修羅場は過ぎていきました。K助が憎かった。
828: :2009/01/16(金) 18:35:27 ID: Y太愚妹を止めろよ
何度暴力振るわせてんだっつーの
慰謝料と治療費キボン
830: :2009/01/16(金) 18:37:07 ID: まぁプロポーズを何度ものらりくらりとかわしてたのも問題だったのかもしれんが。
それでも、浮気はいかんからなぁ。かわしてた事が幸いだったというべきか、いやはや。
これは冷めるな
831: :2009/01/16(金) 18:44:06 ID: 私は結局何も言わないまま、その場をあとにしました。
I子はまだ泣いていて、Y太はひたすら謝っていました。
その帰り道、私はK助に電話をして、次の日に会う約束を取り付けました。
「大事な話があるの」と、明るい声で言ったせいか、K助は何か
都合のいい勘違いをしたようです。それでもいいやと思いました。
もうどうだっていいや。そんな感じでした。
そして次の日、K助を呼び出したレストランで、私はK助にプロポーズをされました。
この4年間、もう何度も聞いたあの台詞です。
「結婚しよう。愛してる。これからもずっと、お前を愛してる。
俺がお前を一生守るから」K助を愛していました。K助も私を愛してくれていて、いつかは2人で新しい家庭を作るんだと考えていました。
クリスマスにプロポーズをされたときは、次にプロポーズをされるとき
こんなことになってるなんて、考えもしなかったのに。
私はにっこり笑ったつもりでしたが、うまく笑えませんでした。
咳をしようと思ったら、口から出たのは泣き声でした。
泣き出した私をK助はどう解釈したのか、「この2ヶ月くらい、
お互いに辛かったと思うけど、俺の覚悟はわかってくれたと思う。
この先何があっても、俺がお前を守る」
K助が言い終わった瞬間、私は彼の顔を思いっきりはたきました。
838: :2009/01/16(金) 18:49:53 ID: 何で警察行かないの?
頼まれたからってI子のした事は許されないよ
脅迫と暴力だしさ
839: :2009/01/16(金) 18:50:06 ID: 837に同意。
きっと702さんの守護神がずっとこの結婚は止めた方が良いと守ってくれてたのかも。
841: :2009/01/16(金) 18:51:15 ID: まあ待て
Kすけと決着つけてから警察行ったかもしれんぞ
847: :2009/01/16(金) 19:03:58 ID: ラストです。
K助が驚いたようすでこちらを見ているのを無視して、私は店を出ました。
店の外には、事前に打ち合わせた通りY太がI子を連れて待っていました。
また頭を下げるY太。しょぼくれた顔のI子。K助が私を追い掛けて
外に出てきて、私たち3人の顔を見て唖然とし、そしてすべてを悟ったのか急速に青ざめました。
「K助さん」と呼び掛けるI子を無視してK助は私に向かい、「違うんだ」と
叫びだします。
「話を聞いてくれ」「こいつが勝手にやったことなんだ!」
I子は泣き出し、Y太はK助に殴りかかります。K助はY太に殴られながらも、「違う」と狂ったように叫んでいました。
私はその様子を、何をするでもなくただ眺めていました。
私の4年間って、こんなものだったんだ、とだけぼんやりと考えていた気がします。
Y太に胸ぐらを掴まれているK助に、「4年間ありがとう。もうあなたの声も聞きたくないです。さよなら」
とだけ言いました。誰かが何か言った気がしましたが、何も聞かなかったことにしてそのまま1人で帰りました。
涙も出ませんでした。ただ喪失感だけが私を支配していました。
以上、1年前の出来事です。
長い上に大した修羅場にならなくてすみません…。
支援ありがとうございました!
850: :2009/01/16(金) 19:07:46 ID: お疲れ様。たいした修羅場だったと思うよ。
心の傷は癒えてきたのかな。
>>702
さんの現在にも未来にも幸せがたくさんありますように。 851: :2009/01/16(金) 19:08:29 ID: やっぱり「違うんだ!」かよ
大した修羅場だよ・・・ほんとに。
乙でした。顔の傷は大丈夫かね。
855: :2009/01/16(金) 19:12:01 ID: >>702
本当に乙でした・・・
>>702
に幸せが訪れることを呪っておくよ。 858: :2009/01/16(金) 19:14:20 ID: 長い時間がかかってしまってすみませんm(__)m
読み返してみたらなんだかやたら無駄な部分が多いですね(;´Д`)
できの悪い小説みたいな語り口は昔からなので許してください…
今は、残念ながら恋人はいませんw
久々にカップル板にやってきたので投下しました。お目汚し失礼しました。
836: :2009/01/16(金) 18:48:00 ID: 849: :2009/01/16(金) 19:07:17 ID: いやいや、十分たいした修羅場だよ…
お疲れさまでした…
◇修羅場◇part68
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000: 恋人は名無しさん:2014/05/02(金) 00:00:00.00 ID:UWAKICHyopi ◆ じいちゃん(78)に天下一品ラーメン食わせた結果wwwwwww◆ クレーマー「誠意を見せろ!」 店長「物を壊された時点で貴方はお客様ではありません、通報します」 → 取っ組み合いに…◆ 加藤茶の嫁・加藤綾菜が花見と称したブログの浮気合コン疑惑画像を削除!そしてアンチに爆弾発言www【過去・ダサい私服・実家弟写真あり】◆ 先日「大事な話があります」と言われ、家族で義実家に行くとウトメから、私が風●で働いているから離婚せよと◆ もしもし警察ですか?私、XXです。おじさん、私どうやら誘拐されたみたいで◆ 彼女の手料理をごちそうになったけど品数が少なくて「えーこれだけ?」て顔したら泣かれた◆ 嫁と娘と仕事をまとめて失ったwww◆ 帰宅して部屋に入ると畳中に血が飛び散り中にさくら(愛犬)が座っていた…。警察から話を聞くと…◆ 抜けだせなくて苦しいです。 愚痴らせて下さい。彼女に今誰に抱かれているか分かる?と聞いたら別の男の名前を言いました。心がコントロールできません。◆ ドサッと音を立ててコトメがその場に倒れて「さむい…。あぁ意識が…。寝たらだめ◆ 逆恨みで私を襲ってきた上司が逮捕されてホッとしていたある日、家に帰ると室内に元上司とその母親が居た。◆ うちのお姑さんにはさすがに言えない所みると、少しは恥と言う物は 知っているのかな◆ こういうコスプレが許せない・・・・・・(画像あり)◆ 彼女「付き合ってから一度もHしてないね」俺「お前が大事だから」 → 本当はwwwwwwwwwwwwwwwwwwww◆ 【画像】Googleストリートビューに撮られてしまったセクシーな女の子◆ 【黒い過去】顧客の重役に飲み会の後、しつこくホテルに誘われ…◆ 妊娠中の私を見て嬉しそうなコトメ「また太った?かっこ悪~w」 舅「嫁子さんは足が長くてすらーっとして格好良いけど、お前は格好悪いから絶対太るなよ、惨めだぞ」 姑「娘がごめんなさいね、胎教に良く無いからウチには来なくて良いよ」◆ 【衝撃的なオチ!!!!!】彼と彼の元カノがほっぺや口にキスしてました…。本当イライラする。◆ マックで隣に座ったキチ親子。飲み物をマグに移していたので不審に思い見ていると、キチコに指令『落としちゃいました~ってお店の人に言ってきて...◆ 【悲報】 地元の工場に就職して出世した結果wwwwwwwwwww...◆ スカート短けぇパンツ見えるんじゃねwww → 階段の後ろに構えた結果◆ 当て逃げしたじぃさんが悪びれもせず開き直ったので躾けてみたwww◆ 彼氏のB雄とレストランで食事してたら般若の形相の女性が入ってきた。女性「私、この人の婚約者です」→B雄「違う!この子は、会社の同僚なんだ!」◆ テーマパークのとあるブースで6歳の息子が遊んでいたら二歳くらいの子が息子の触るものを片っ端から「ダメ!」と言う。◆ MT車が乗りたくてCR-Z買った結果www◆ 痴漢に触られてので忍ばせてあったコンパスを痴漢の手に刺したつもりだったのだが、振り返った私の目に映ったのは・・◆ 結婚前までは優柔不断な旦那の、のんびりとした性格が大っ嫌いだった。◆ DQNと離婚したA子が「結婚半年で決意してたけど、一人っ子はかわいそうだから二人目を産むまで離婚を我慢してた」と笑顔で言ってきた◆ 遊び癖の治らない夫と私に懐かない子供へ、急に愛情がなくなった。でも子供の笑顔を奪わないために離婚したくない。◆ 私が会社から海外転勤の内示が出て、単身赴任で行きたいのに、夫が 「バラバラに住むなんてあり得ない」と納得してくれません
000: 本日のおすすめ:2014/05/02(金) 00:00:00.00 ID:UWAKICH