このｺﾄﾒは働いているのは良いが、食費も入れず家事も私に丸投げのﾊﾟﾗｻｲﾄ(以前はﾄﾒに丸投げだったらしい)。弁当も私が作っていました。
そんなある日、ｺﾄﾒがﾃﾞｰﾄ用の弁当を作れと言ってきました。どうやら彼の気持ちを結婚に向けたいみたい。

その日なんとなくｲﾗｲﾗしていた私は感情に任せて言ってしまいました。
「私の料理という鍍金がないと結婚もして貰えないほどｺﾄﾒさんは魅力がないの？pgr」と。
その場にいたﾄﾒと共にﾌｼﾞｺるｺﾄﾒ。
「彼は私にﾒﾛﾒﾛなんだから大丈夫なの！」「嫁のくせに生意気！」などと言うので、
「じゃあ弁当も自分で作るか、出来ないと正直に言うかすれば？」「ﾄﾒさんも家事を一通り仕込まれて嫁いだのでしょうに」「料理出来ると騙して結婚したら、その後どんなにか嫁ｲﾋﾞﾘされるでしょうね」と私の口もﾋｰﾄｱｯﾌﾟ。

ﾄﾒは固まり無言に、ｺﾄﾒは「でもでも約束しちゃったし…」とﾒｿﾒｿしながら『明日のお弁当楽しみだよ』という彼からのﾒｰﾙを見せてくる。
そんなｺﾄﾒから携帯を奪い、『ごめんなさい。お料理出来るって見栄張っちゃった。明日は無理だけど練習するから今度でもいい？』と代わりに返信。
ｺﾄﾒはますますﾌｼﾞｺりながら携帯を奪い返そうと焦りました。

ほどなく『そうなんだ。僕が無理言っちゃったかな？でも練習しようっていうｺﾄﾒちゃんが可愛い。楽しみにしてる』と彼から返信が。
「兄嫁が悪戯したって言う？それとも嘘から出た真にする？」とｺﾄﾒに迫ると、しぶしぶ料理を私とﾄﾒから習うことを選択。
それから徐々にﾄﾒの嫌味もなくなり、ｺﾄﾒも私を慕ってくれるようになりました。