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1: :2015/08/28(金) 11:07:47 ID:
私はプリの親戚筋の人間です。不倫は当事者だけではなく、その周辺にも深刻なダメージを与えると理解していただければ、拙文を書いた甲斐もあります。
以下、読まれた方は「お前とは全然無関係じゃん」とか「話盛りすぎ」と言われるかも知れませんが、多少のフェイクは入れているものの、事実です。

話の中心は、私の母方の従姉妹です。

ず、従姉妹と私の関係から。
従姉妹は私の七歳年下です。
従姉妹実家は大分県のとある農村にあり、家族構成は長男、長女(従姉妹)、次男の3人兄弟でした。(この兄弟については後々重要な要素がありますので、御記憶ください)
母親に連れられて、あるいは私だけで従姉妹実家によく行っていましたので、従姉妹が幼い頃から知っています。従姉妹が高校生になった頃から、私は従姉妹の事を好きになっているのを自覚しました。


従姉妹が高校3年の頃に、私が告白して撃沈。さらに、従姉妹が二十歳になった時に従姉妹の両親(叔父叔母)を通して嫁に欲しいと申し込みましたが、やはり撃沈。
それから数年して、従姉妹実家の数千万の負債が発覚しました。

あとでわかった事ですが、従姉妹と叔母の浪費も一因だったようです。高価な下着とかブランド品を叔父のカードで購入していたとか。
私はあわてて従姉妹実家まで出向き、状況を聞き取って、こちらでできる事は手を貸すからと言って、大阪の自宅に戻りました。
ほどなくして、利息分だけでもと、100万円貸してもらえないかと従姉妹実家から連絡が来ました。
叔父からと、従姉妹からの手紙と電話で。

私自身にも、あわよくばという下心があったのかも知れませんが、私は100万円を貸しました。
その金は1年かけて返済されたので問題はないのですが、結婚を断った相手に借金を頼むってどうなんだろうと、いささかモヤモヤした思いがあったのも事実です。
そういう事を平然とできる娘なんだなあと。
(後に負債の原因が従姉妹にもあった事を知って、なんとなく納得できました)

負債には従姉妹自身も関わっていましたわけですから、従姉妹も必死だったのでしょう。また、向こうの親戚筋から「あいつはお前に惚れとるさけ、お前が言うたら金を出しよるわ」とでも言われたのかもしれません。


それからさらに数年後、従姉妹が不倫・妊娠の末に、子供を産みました。相手は高校時代の先輩で、妻子持ちでした。妻子があると知らなかったのではなく、従姉妹も承知の上での不倫でした。

高校を卒業したあと、従姉妹は実家を出て一人暮らしをして働いていましたので、好き放題できたのでしょう。
当然のことながら、相手方とはもめにもめました。二十歳をいくつか過ぎた程度の小娘に慰謝料が払えるはずもなく、叔父叔母が支払ったと聞いています。

以上が明確な事実として私にわかっている部分で、二十数年前のできごとです。
妻子持ちの不倫相手が従姉妹が産んだ子を認知したのか、養育費は支払うよう話がついたのかは、残念ながらわかりません。

従姉妹の不倫相手が高校の先輩で妻子持ちだと、なぜ私が知っているかと申しますと、従姉妹実家の負債が発覚する少し前、私にとっての祖母の葬儀に出席するため従姉妹実家に行った時、その不倫相手も来ていたからです。

もちろん、その当時から二人が「デキて」いたかどうかはわかりません。
ただ、葬儀が終わって居間で私や従姉妹の兄などがくつろいでいる時、相手の男が従姉妹に対し、「俺、昔、○○ちゃん(従姉妹です)の事が好きじゃった」と言い、従姉妹もまんざらでもない表情だったので、従姉妹がシングルマザーになった時、相手はこの時の男だと思いました。(事実そうでした)
従姉妹の不倫/出産で心底ガックリして、私は従姉妹実家からは完全に足が遠のきました。その後私はアレにのめり込んだり、何度か見合いをしたり、婚約寸前まで行った相手もいましたが、御縁はありませんでした。

従姉妹の不倫/妊娠・出産から二十数年たった昨年の6月、私は従姉妹の夢を見ました。歳を重ねてからの従姉妹とは会っていませんので、夢の中に出てきた従姉妹は二十歳ぐらいです。

ただ夢の中に出てきただけだったのですが、目覚めた時、私は激しく動揺していました。
動揺のあまりの激しさに違和感を持ち、かつ、従姉妹が「やらかした」後どうなったのかを知らないままであった事に今さらながら気づいた私は、数日後、思い切って従姉妹の実家に電話しました。

従姉妹の母親である叔母や、現在は東海地方に住む別の従姉妹にたずねて、従姉妹の「その後」がうっすらとわかってきました。
(以下、聞いた話や憶測も入りますが、ご了承ください)



妊娠した従姉妹は実家に戻り、女児を出産しました。
そこでシングルマザーとしてつつましく育児に専念して暮らしていけば同情されたかも知れませんが、出産して半年もたたないうちに、従姉妹は不倫相手とは別の男とくっついて、小さな子どもを実家に残したまま出奔しました。

ど田舎の事ですから従姉妹の出産事情はすぐに知れ渡り、「男狂い」「ててなし子」「恥知らず」などと陰口を叩かれたりもしたのでしょう。
不倫相手との慰謝料や交渉に東奔西走した従姉妹両親も、ここにいたってついに匙を投げ、従姉妹は絶縁されました。
(従姉妹が産んだ女児は、後に養子に出されたと聞いています)

その後、ごくごくたまに従姉妹から実家に連絡が入る時は、決まって金の無心だったそうです。
電話でのやりとりで、従姉妹が経済的に困窮している事、また、従姉妹自身の口からはっきりとは言っていないものの、日々の糧を得るためにあの店で働いているらしいとわかったそうです。

こういう言い方をしてはなんですが、ど田舎の低偏差値の商業高校出身で、わずか数年の社会人経験しかなく、不倫のあげくにシングルマザーとなり、これといった資格もない女に、まともな仕事が見つかるはずもなく、手っ取り早く金になるあの店に就いたのでしょう。

経済的困窮の原因は、従姉妹自身の浪費癖と借金、そして一緒にいる男の女遊び。あの店で得た金は男に貢いでいたようです。
その後、年齢を重ねて容貌が衰え、あの店で稼げなくなった従姉妹は男と別れ(正確には捨てられ)、一人暮らしになります。

実家からは絶縁されているので今さら戻れず、従姉妹はさらにディープなあの店、つまり身体を売るようになったと思われます。
そうして月日が流れて、ある地方都市の、風呂もないような安アパートで、従姉妹が亡くなっているのが発見されました。亡くなって間もなくに発見されたため、性別年齢の見当も付かないような状態になっていなかったのは幸いでした。

遺品に記載された実家住所から、従姉妹の実家に連絡が行ったようです。それ以前は、従姉妹が住民票を移動させていなかったため、行方がわからなかったそうです。男とは入籍せずに、ただ一緒に暮らしていただけだったわけです。

私が突然、従姉妹の夢を見たのは、従姉妹が亡くなった数年後でした。ですので、従姉妹の夢はいわゆる「虫の知らせ」とも違いますから、今でも不思議です。

幼稚園の頃から知っている可愛らしかった従姉妹が、そこまで堕ちるような頭と下半身のゆるい女であったという事が私にはショックでした。
歴史にifはないと承知していますが、もし従姉妹と結婚できていたらと考える事もあります。

しかし、マイホーム資金や子供のための蓄えを使い込まれたり、借金したり、同窓会で帰郷して浮気していただろうなと考えて、やはり嫁にしないでよかったのだろうと思ったりもしています。 さて、以上で話が終わるならば、従姉妹両親である叔父叔母はふがいない娘を持った気の毒な親、という事になるのでしょうが、事はそう単純ではありません。

冒頭で私は「親戚実家は長男、長女(従姉妹)、次男の3人兄弟」と書きましたが、このうちの末っ子の次男は、父親が叔父ではありませんでした。

母方実家は5人兄弟で、長女、次女(私の母親です)、三女、長男、次男となり、叔父は長男です。
次男(従姉妹3兄弟)の実の父親は、長女の旦那でした。つまり、次男は叔母が浮気してできた子供でした。浮気まとめで言うところの「托卵」です。

私はこの話を、二十歳ぐらいの頃に私の父親(故人)から聞きました。ですから次男の父親が叔父ではないと、親戚間では知れ渡っているはずなのですが、叔父叔母は今も夫婦です。
どういう経過があって話が付いたのかは、さすがにわかりません。
ただ、過去にそういう事実があった事と、従姉妹の所行を考えますと、血は争えないものだと慄然とせずにはいられません。

ついでに。
姉妹の夢を見て、従姉妹の末路を知った私は、当時正気を失いかけていました。さすがにこのままでは本当におかしくなると思い、友人(人妻)に連絡して、誰か友達を紹介してもらえないかと頼みました。

女性を紹介してもらって、この忌まわしいにもほどがある記憶を払拭したかったのです。
友人が紹介してくれたのは、バツイチのシングルマザーさんでした。
幸い、私たちはお互い気が合って、現在、月に一度程度、逢っています。

今でもたまに従姉妹の事がフラッシュバックしますが、以前のように激しく動揺する事はなくなりました。今は、そのシングルマザーさんとのお付き合いを大切にしていきたいと思っています。

アラフィフ親父の昔話にお付き合いいただき、ありがとうございました。

浮気ちゃんねる体験談メールより
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